03/11/2006

366日空の旅

hon


久々に建築以外の本を買いました。

「366日空の旅」

366枚、空撮の地球上あらゆる場所の風景が繰り広げられます。

というと、きれいな風景写真のようなイメージで、私自身、きれいそう!と手に取り、買ったのですが、実はずっしりと深い内容です。


溶岩に飲み込まれた教会

侵食する砂漠

緑が美しい田園地帯


それぞれの写真は、時に牧歌的であったり、アーティスティックであったり、美しく見えて、実は環境や経済格差の問題をはらんでいる。
その解説が、一枚一枚に環境学者などによって付け加えられています。

ただの写真集なら、さらさらと眺めて楽しめそうな内容が、一ページ一ページ心に迫ります。


遺跡の写真などもあって、建築的には、写真だけでも十分興味深い内容です。

こんなに厚くて内容が濃くて、3800円は、安い!と思います。

今年一番のお勧め本です。


+建築系 人気blogランキング+

+完成プロジェクト 「熊谷アート&キッチン」+

+店主 「伊藤裕子設計室」HP+

| | Comments (0) | TrackBack (0)

12/17/2005

本屋でのお買い上げ!

hon2

本屋は鬼門で、ちょっと一冊必要で立ち寄ると、あっという間に1万円コースです。
大手の本屋や、洋書店なら、3万円コース。

2~3日前もふらっと立ち寄った新宿の書店で、お買い上げは1万円近く・・・。

以前ブログで大騒ぎしてやっと買った高村薫の本。
チョコレート工場の秘密は、原書も読みやすいとのことなので、買ってみました。中学の息子と読んでますが、そう簡単には・・(笑)。
イラストレーター・パーフェクトマスターは、やっと買ったイラストレーター用に。(ヘルプじゃわからない!)
あとは、仕事柄建築雑誌を二冊。


本は私が年間に使うお金の中で一番大きい額なので、(光物などはあんまり・・)つい買ってしまうと、ああ、また買っちゃった・・と思っていたのですが、以前読んだ本の中で、書籍費が少ないと勉強が足りない、と反省する、という話があって、考え方をちょっと変えました。

その女性は、一つ学ぶのに、1メーター近い高さの本を読むのだそうです。

そこまではいかなくとも、来年はもうちょっと本を読む時間を取ろう!と目標を立てています。

+新規プロジェクト 「熊谷アート&キッチン」始動!+

+建築系 人気blogランキング+

+店主 「伊藤裕子設計室」HP+

+art系ブログ 「 for Lights プロジェクト」ラストのアップしました+

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/27/2005

高村薫・新リア王!

riaou

狂喜乱舞しております!!!
高村薫氏の新リア王の発売です!!

先日大好きな作家として、池澤夏樹と星野道夫を挙げさせていただきましたが、同じくらい深く深く好きな作家が高村薫氏です。

映画にもなった「マークスの山」や「レディジョーカー」のようなミステリー作家としてご存知の方は多いかもしれませんが、阪神淡路大震災を経てからはミステリーの枠を超えて、深く人間の生き方を淡々とあらわす、「晴子情歌」という小説も書かれています。

この作家の魅力と深さを表現するのは難しいです。

というのは、私個人は、

「生きることへの静かな‘熱‘」

が、一番の魅力だと思っているのですが、
(それと出てくる人物の色気かな。)

いろんな書評などを見ると、
全く違うのですよね。


じっくり書かれるので、何年に一度しか本は出ません。


買うと、しばらく寝かせておいて、
集中してじっくり味わって読みます。
電車の中で読んだりしません。

たまにしか本が出ないので、勢い古い本を読み直します。
すると、全く違った物語として立ち上がってくるので、
その魅力を語ることは本当に難しいのです。


主人公達の生き方は、周りからは不条理に映るかもしれないけれど、
そもそも、人間って、自分だけの生きる理由によって、
日々生きつないでいるのかもしれない・・とも思い、
生きることの複雑さと、はかなさと、いとおしさを同時に感じます。


と、いうわけで、この秋一番の楽しみを得られそうです。

(興奮気味の文章、お許しください。一作一作の魅力を語り始めたら、一日書いてます。笑)


追記:人間的にもとても尊敬する方で、真摯な生き方や鋭い政治批判にも共感いたします。

+店主 「伊藤裕子設計室」HP+

+建築系 人気blogランキング+

+art系ブログ 「 for Lights プロジェクト」+

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/06/2005

ようこそ!赤ちゃん

Agoraという雑誌を読んでいて。


スペインって子沢山の明るいラテンの国っていうイメージが強いですが、少子化の日本も下回るようなところだったんですね。

その国がここ数年出生率が上昇し、日本も抜いたという話。

何故か?

まず、公的資金で検診から出産まですべて無料でカバーされるということ。
毎月の検診代ってばかになりませんものね。

もう一つは、民間の無料サービスで、大手スーパーの「ようこそ赤ちゃん」プラン。


無料の会員登録で出産後にギフトの詰めあわせがもらえるというものですが、その内容の充実振り!

ミルク・おむつ・赤ちゃん用コロン・洗剤・ハンドブック約4万円相当!(47の会社が協賛)
中には、地方銀行提供の、赤ちゃん名義の口座とお祝い金まで!!


ま、このプレゼントで本当に出生率が上がったかどうかは別として(笑)、公民一緒に出生率の低下という大問題に真剣に取り組んでいるという気がします。


日本の出生率の低下は、私が肌で感じているところでは、出産時のお金のかかり方ではなく、また子供がほしくないといった気持ちでもなく、「教育費の高さ」と、「女性が職場復帰することの困難さ」の二つだと思っています。


公立中学では(地域によって)宿題が一切出されず、塾に行かなければ受験に必要な学力がつかないなんて間違ってない?
また、同じ職場に同じ条件で働き続けるのはほとんどの女性にとって難しいことです。


昔読んだ本で、「円を描かないものは、行き詰まる。」という言葉がありました。


子供をほしい人が、未来につながる子供を、経済的な理由で産めない国って寂しいよね?(不妊治療の費用も含めて。)

+店主 「伊藤裕子設計室」HP+

+建築系 人気blogランキング+

+art系ブログ 「 for Lights プロジェクト」+

| | Comments (6) | TrackBack (0)

10/04/2005

手帳について

techou1

これを読んでくださってる皆さんは、毎年どんな手帳をお使いですか?

バブルの頃は、ものすごく分厚い手帳を持ち歩くのが流行りましたよね。


私はしばらくの間、小さめの自分で内容をカスタマイズできるタイプを持っていたのですが、なんかしっくりきてませんでした。

小さいと、持ち歩きやすいけれどマスも小さいので、簡単なその日の約束しか書き込めません。
大きい手帳にびっちり書くほど人と会う予定なんて無いし・・・。(だいたい設計って、パソコンの前が多いので。)


そんなとき、ルーズな自分の自己管理をきっちりしたくて本を探していたところ、「ミリオネーゼの手帳術」に出会いました。女性が書いているのでぴったりくるんですね。
手帳の予定には、子供の行事も一年の予定表が渡された時点ですべて書き込む、とか。


この本の中では、手帳ではなく、アクションプランナーと呼びます。
人と会う予定や、締め切りを点で書き込むのではなくて、遊びや自分の目標を含めて自分はこう動く、という予定を書き込むものです。

30分刻みのA5のノートに最初戸惑いもありますが、あ、実は一日ってこんなに沢山の時間の集まりなんだな、と気が付きます。


ブログを見た方から、色んなところに行かれてるんですね、と時々言われますが、予定を書き込んでいくと都内でここが2時間空く・・なんていうのがはっきりわかるんですね。
そこで気になってるギャラリーのうち時間内に回れるのはどこかな、と考えて行きます。
ついでに、行きたいお店や展覧会は手帳に切り抜き入れて持ち歩き、急に空いた時も行ける様に・・・。


見た目と違ってのんびりやなので、とても使いこなしてるとは言えませんが(書いてるだけで先延ばしも多いです。)、実は、HPもこのスケジュールにのっとってほぼ予定通り作り上げたものです。
今日は、トップページ終了、明日14::00に○○さんに電話して写真使用の了解もらう、などなど。

締め切りのないものはいつか作ろう、なんていってるといつまでも出来ないですものね。


でもそのおかげで、ブログも初めて、色んな方と出会えて、美味しいところも紹介していただいて、家族でうれしい・・・と、考えてみるとどんどん世界が広がってるんですね。
この手帳と本に出会わなければ、日々の仕事に追われて、きっと今もHP完成してませんよ。(笑)


techou2


というわけで、ダンナにもプレゼントし、来年分も購入済み。(中身だけ交換できる。)


難は、ちょっとお高いことと、海外で作ってるので(日本製も今度からできたみたい。)、月が英語なこと。(祝日は日本語)
普段英語使わないから、え~とNOVEMBERは・・、なんて一瞬考えてしまいます。
そこは、自分で書いてしまってますけど。

興味がある方は、本と一緒に購入された方が、効果的です。


+店主 「伊藤裕子設計室」HP+

+建築系 人気blogランキング+

+art系ブログ 「 for Lights プロジェクト」+

| | Comments (4) | TrackBack (1)

06/28/2005

イームズと本と受験参考書と・・

postcard

このポストカード、一山(10冊)1050円です。

フンデルトワッサー・イームズ・ガウディ・マッキントッシュ・・・!

熊谷の商店街にある書店に何気なく入ったら、なんとイームズの椅子(多分)が置いてあって、その上に一冊100円で山積み!

反省することしきりなのですが、実は身近なところに面白かったり、素晴らしかったりする人・空間・食べ物が沢山あるんですね。
もう10年以上こんなアートに力を入れている書店が近くにあるなんて知らなくて、都内でせっせと重い思いをして買ってきてました。

2階は受験参考書がいっぱいですが、図書館からあぶれた人のための勉強コーナーもあります。

一階奥には、インディーズのレコードも。

これでまた、楽しみに行く先が増えて嬉しいです!!

(でも私にとっては、本屋は大枚をはたいてしまう鬼門なんですよね。)

熊谷八木橋近く 藤村書店(048-521-1143) 建物外観も個性的です。

+「伊藤裕子設計室」HP+

++人気blogランキング++

+art系ブログ「 for Lights プロジェクト」+

| | Comments (0) | TrackBack (0)

06/17/2005

時代は厳しかろうが、急ぐことは無い、

uchidahon

人に勧められて読んだ本です。

「山に暮らす 海に生きる」
都市の忘れもの  ”時代は厳しかろうが、急ぐことはない、ゆっくりと行け”


写真とエッセイの二ページ構成で読みやすい内容ですが、伝えようとしていることの深さや本人のジレンマも伝わってきて、ページをめくる手が止まります。


農村や海浜の村を巡り、人との交流・暮らしぶりを綴っていますが、最初は牧歌的なアプローチで「田舎は素朴でいいなあ」といった印象なのですが、深く知るにつれ当然高齢化・過疎化という現実も浮き出てくる。

その辺の変化と著者の苦悩が見えてきて自分も一緒に複雑な心理状態におちていく。

救われるのは、最後に、農家の人たちが「直販」という手段を得て、直接消費者とつながることで、生きがいとプライドを取り戻していく姿に、希望を見つけるときです。


昨日、就職先を紹介した卒業生から近況報告の電話があり、「学校の授業と違い、お客さんに直接会えるのでやりがいがある。楽しい。」という言葉を聞きました。


スーパーのような大きな流通、インターネットでのコミュニケーションも大事。

でもやっぱり、直接人と人とが会って交わすコミュニケーションは、絶対に無くせない・・。
だって、笑顔を見たり、笑い声聞いたり、別れたあともおなかにほっこり残る暖かさは、直接会わなきゃ得られないから。


+「伊藤裕子設計室」HP+

++人気blogランキング++

+newブログ「 for Lights プロジェクト」+

| | Comments (0) | TrackBack (0)

05/07/2005

「空間に恋して」を読んで

zou

建築設計事務所”象設計集団”が本を出しました。
本の名前は、「空間に恋して」(田中みん氏ダンスタイトルから)。

象にはほんの1~2ヶ月通っていたことがあります。学生のころ授業で「笠原小学校」のスライドを見て驚き、学校帰りに電話帳で探した電話番号を回していました。バイトでもなく面白くて春休みに模型造りをしに通っていただけですから、今の所員で私を記憶している人はいないと思いますが、自分にとっては強烈な印象が残りました。

その後もチームzoo所属の事務所に在籍した関係で、本の中にはちょっとばかり関わったものや、見学に行ったもの、知ってる顔・・・と、少しだけ懐かしい気持ちで見ました。

象の建物の魅力は、人間が、植物が生き生きしてるところだと思います。田舎のおばちゃんも、子供も、犬も、建築も皆ごちゃ混ぜですましてないところがいい。
表現も生き方も濃くて、自分には造り出せない世界ですが、せめて「人の気配がある」「おばあちゃんが美しい」(本文より)、そんな空間を作りたいと、思いを新たにしながら一気に読みました。

象の関係の本としては、故大竹康市氏の「これが建築なのだ」(TOTO出版)を読むと、建築で何かが出来る!と気持ちが奮い立ちます。学生の方は、是非読んでください。

+「伊藤裕子設計室」HP+

++人気blogランキング++

+newブログ「 for Lights プロジェクト」セルフビルドでつくろう!+


| | Comments (2) | TrackBack (1)