住宅作品

信州M邸 完成#6 個性

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ちょっと、取り上げ方が変わりますが・。

私が設計した家は、
その方の個性に合わせるように
作っているので、
一軒一軒、結構印象が違います。

完成した時、クライアントさんは、
「品が良い」
「暖かな感じがする」
「かっこいい」
「かわいい」
色んな感想を言われるのですが、
それはそのまま、
私のクライアントさんに対するイメージと重なることが多いです。

Mさんご夫婦は、
私から見た印象は、

「華があるご夫婦だなあ」

ということでした。

多分、他の人から見てもそうだと思います。

その、華のある雰囲気を、
建築で表現したいなあ・と、
苦心したように思います。

それは、色彩豊かに空間自体を鮮やかにつくる
ということではなくて、
いつもきれい色のお洋服をお召しになる奥さまが
光棚の前に立った時に絵になったり、
ソファに座るご主人さまが、かっこよかったり、
メリハリのあるライティングで気持ちが華やいだり・、
人が加わった時に感じる華やかさのようなもの。
クライアントさんのオーラをさらに広げるための
装置とでもいいましょうか。

なので、壁の塗装から
キッチンまで、「白」を基調にして、
Mさん自身が引き立つようにしました。

訪れた方たちが、

「Mさんらしい」
「Mさんに似合う空間」

と、思っていただけたら幸いです。

もちろん、
ご本人にとって、
ぴったりくるなあ、
と思っていただければ、
大成功です!

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信州M邸別荘 #5  別荘で大事なことは?

セカンドハウスを考えるとき、
大事なことは何か?

私は、

‘稼働率を上げること‘

だと思います。

リゾートホテルと違っていいところは、365日使えるということですから、
とにかく沢山行って、使い倒していただく!
のが理想です。

M邸もそのためにいくつか工夫をしました。

地元でヒヤリングした時に、
「最初はよく使っても、奥さんが面倒になって来なくなる」(^-^;
というのを聞きました。
理由は明白。

そこでの家事が面倒だから。

私も何人かの友人の別荘に招かれたことがありますが、
まず、到着してするのが、
雨戸を開けて、風を入れて、
拭き掃除をして・・・と、総出のメンテナンス。
遊びに行く前に大仕事です。(^-^; 

そこでまず、雨戸は設けませんでした
訪れた時の作業が減りますし、
不在の時でも、日光が入り、湿っぽくなりにくいです。
又、防犯上は、雨戸が閉まってる方がやり放題なので、
問題があるという考え方もあり、
防犯ガラスを採用しました。
又、雨戸は寒冷地では、凍ってしまって開かないことも!

次は掃除ですが、
気密性を高くすれば埃っぽくなりませんし、
ここでも、ルンバを使えるぐらい、
段差をとことん無くします
できるだけ引き戸にするのも、住宅と一緒。
掃除機担いで上り下り、一部屋一部屋掃除・・
という負担が軽くなります。
お茶飲んで一服してる間に、
ルンバが掃除、っていうのがいいなあ~。(いや、私が使うんじゃないって。笑)

又、断熱性能も、寒冷地次世代基準までアップ!
寒くて行けない、ということが無いように。
(実際、雪の積もった12月末のお引き渡しでも暖房がきっちりきいて
 とても暖かかったです。)

食事を作るのも面倒ですよね。
そこで、キッチンは、誰でも参加できるオープンキッチン
一緒に作ったり、後片付けしたり、
と、声を掛けやすいプランです。

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前にもお伝えした通り、
廊下も広く、手摺も要所要所につけた
バリアフリー仕様
これで、誰でも使えますね。

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二世帯で行っても気兼ねなく、使いやすいプラン
というのも、ご紹介しました。
友達に、「行こう行こう!」と言ってもらえれば、
行く回数も増えるというもの・。(o^-^o)

もちろん、大事なのは、
空間自体に魅力があること。
見回すと、メーカーの一般住宅と変わらないような別荘も増えてるようですが、
やはり、
「家とは違う、あそこで過ごしたいなあ」
「友達呼びたいなあ!」
「こういうイベントも出来るかも!!」
 と
思ってもらえることが大事。

それは今回は、中庭だったり、光棚だったり、インテリアだったり、
できるだけ、ご自宅と違う雰囲気を目指しました。

家族だけで使うコテージというよりは、

「高原のゲストハウス」

をイメージしてます。


是非是非、
色んな方と、沢山使ってくださいね! (o^-^o) 

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「稼働率を上げるといいこと」の一つに、
建て物の寿命が延びる・ということがあります。

住んでない家・閉め切った家は、
劣化するのが早いといいますよね。

室内に風を通したり、
早めにメンテナンスしたり、
建物の健康には、やはり
定期的な使用が理想です。

人気のない建物には、
動物や虫が入り込んで巣をつくったり
ということも起こります。

最近は雪も減って、
信州でも冬期の利用が増えてるそうですが、
行く回数を増やすだけでなく、
四季を通して、
一定の間隔で行きやすい、
というのも重要ですね。

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信州M邸別荘 完成#4 光棚

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完成前からご紹介していたこの光棚、
何だろうな?と思ってらっしゃるでしょうね。

実は、クライアントさんは、アクセサリーの作家さん。

ご自宅でもサロンを開いていらっしゃるので、
セカンドハウスでは、又違った形で、
展示やおもてなしが出来たらいいなあと
考えました。

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ニッチは、上、または下に
間接照明が仕込まれてるので、
ちょっとしたギャラリーのように、
飾ったものが浮かび上がって見えるようになっています。

展示会の時には、アクセサリーを並べて、
そうでない時は、お気に入りの小物を飾ったり、
何もなくても、
窓辺にキャンドルを並べたような、
暖かさと華やかさを演出します。

また、「非日常的な空間」をご希望でしたので、
そんな驚きや浮遊感も、
この光棚で作られてると思います。

別荘だから・と思われず、
住宅でもこんな仕掛けを、
一つ二つ作るだけで、
気分が変わったり、
お持ちのコレクションが、生きてくるかもしれませんよ。

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こちらは、H邸の光棚。

食器棚のバックをすかして、
間接照明の光が落ちるように作っています。
ガラスの製品などがきれいに見えます。

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M邸の光棚、深さを確保するために、
通常より壁を厚くし、その隙間を使って、
換気配管をしました。
また、ファンヒーターなども、ニッチの中に
入れ込んですっきりさせています。

無駄なく空間を使い切ります。

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信州M邸別荘 完成#3 プランニング 3 水周り

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別荘に行く時は、
家族だけでなくて、二世帯だったり、友だちも一緒だったりというのが
楽しいですよね!

M邸も4~5人、2家族は泊まれるようなプランになっています。

人数が多くなると、混み合うのが水周り。
ゴルフのスタート時間が決まってたりすると、
慌ただしいですね。

30坪のコンパクトな面積ですが、
トイレと洗面ボールは二つ用意しています。
カウンターやボール、鏡も大きめで、
ゆったり使えるようにしています。
さらに予備で、鏡のある手洗いスペースも設置。
お化粧ならここでも。

ウォールナットの無垢のカウンターが、
リッチな雰囲気を作ってます。


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信州M邸別荘完成 #2 プランニング 2 平屋

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M邸は30坪、平屋 で計画されています。

これは、二世帯・且つお客さまが多いMさまが、
どなたでも利用しやすいように、と
最初からのご希望でした。

私もこれには大賛成!

日常を忘れるための別荘だからこそ、
体の状態に関わらず、
色んな方にストレスなく使っていただきたいですね。

仮に車椅子を使用されてる方がいらしても、
アプローチだけ簡易スロープを利用していただければ、
室内は段差なく、廊下も広いので移動しやすく出来ています。

寒冷地で平屋だと、
こんな深い基礎が必要なので、
割高にはなりますが、

ずーっと使える、ストレスなく移動できるメリットの大きさは、
コスト以上ですね。

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信州 M邸別荘完成 #1 プランニング その1

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新年スタートは、
昨年末竣工したばかりのM邸を
ご紹介していきたいと思います。

M邸は、信州に建つ
別荘です。

別荘地というと、高い木立ちの中や、
見晴らしのいい傾斜地を思い浮かべますが、
Mさんが気にいったのは、
周りに古くからの住宅もある、便利な、平坦な敷地。
元は、テニスコートだったということで、
敷地内には、木々はなく、ぐるりと隣地に囲まれた場所です。

敷地に木立や借景があれば、そこを狙ったプランになりますが、
将来を見通しても、広い敷地の周りは、
住宅地に近いので、
ご希望の「非日常的な空間」を作るには、
一工夫が必要でした。

又、日当たりのいい別荘地の大変な点は、
行くたびに、広い敷地の草むしりをしなければならないこと・。

この二点を解決するために、
あえて、外側を閉じた、 「コの字プラン」 をご提案し、
中庭をルーバーで軽く閉じることにしました。

このプランで、
各部屋の大きな窓は、中庭に開くことになり、
周辺の環境の影響を受けにくくなって、開放的な「非日常的空間」を
作りやすくなります。

又、室内から良く見えて、手入れが必要な庭は、
主に小さな中庭になるので、
草むしりのストレスの軽減にもなります。

雪のために、まだルーバーと植栽が出来てないので、
写真は、道路から見た玄関側をご紹介します。
三角屋根が見えてるのは、東側の隣家です。

ぱっと見、中にどんな空間があるのか、
わからない感じですね。
外に開放的に出来ない敷地環境の場合、
別荘であっても、「あえて閉じる」、手法です。


次回は、「平屋」にした理由です。

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H邸  書斎  PH2/1

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H邸 書斎に、
ルイスポールセン  PH2/1が
新たに加わりました。

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当初、予算の関係から、いったん削除。
引掛けシーリングだけになっていましたが、
完成後、やっぱり欲しい!ということで、
追加となりました。

高さも、ルイスポールセン社の方が、
見学会でいらしたときに、
ミリ単位で、指定していただき、
ジャスト!の位置です。

日本人は、シーリングランプに慣れているので、
ついつい高い位置に、ペンダントを付けてしまいますが、
ちょっと低めが、空間の重心が下がって
落ち着いた感じになります。


PH2/1は、
ちいさな天使が舞ってるような印象で、
空間が軽やかなやわらかい雰囲気に
変わりました。

こういう、ちょっとしたところの贅沢が、
空間全体の質を上げる効果があります。

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(PH2/1がつく前の書斎と比較してみました。こんなに印象が変わります。)


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H邸 一か月点検でした

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H邸 一か月点検でした。

片付いてないんです・・と、おっしゃっていたリビングダイニングがこの通り!
他のお部屋もすっきり。

通常、一か月(それもこの猛暑)では、
段ボールが積み重なったまま、というのが普通なんですが、
すごいです。

こだわりの北欧家具と小物が、まるで、ショールームのようです。

空間に余裕を持たせたので、
これからもっと増えても大丈夫。
5年後10年後、20年後・・
空間も深みを増していくことでしょうね。


点検は、建具の手直しや、照明器具の交換、
などがありましたが、
大きな問題も無く済みました。

とにかく猛暑だったので心配でしたが、
このLDK+書斎のボリュームが、エアコン1台で大丈夫だった、ということで
ホッとしました。
(LDK・書斎は、追加できるように、二か所電源設けてます。)

OMソーラーの夏の使いかた(外気取り入れ)や、
窓の開け方などを、だんだんに学んでいただけると、
さらに涼しく過ごしていただけると思いますよ。

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H邸 アプローチ

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H邸道路側から見たアプローチです。

一般的な家は、道路に面してか、南側に玄関をとりますが、
H邸は、北側に、長いスロープを介してアプローチしています。

これは、居室すべてに南面からの日差しを入れるためと、
車が出入りする道路側の東面に玄関を設けると、
リビングが落ち着かなくなること、
又、敷地の広さを生かした、スロープを採用したかったためです。
(ベビーカーでも便利)

アプローチのわかりにくさを解消するために、
外構を工夫しています。
小道のような木立をつくること、
門柱の素材と配置など、
ガーデンソトさんに、デザインをお願いしました。

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玄関ドアは、北欧の輸入品で、高断熱の優れモノですが、
案外リーズナブルなお値段なのでお勧めです。(大和屋取扱)

照明は、ルイスポールセン。PH3-2 1/2 WALL。
この場合は、これくらいの存在感があったほうが、良いですね。

寄せ植えは、私の事務所に置いてあるものを
見学会用に持って来てみましたが
ぴったりですね。リーフのコーディネートがすてきです。(花水季さん)
コーナーに置くことで、ポーチが広く見えます。

又、ちらりと葉陰が見えているのは、
シマトネリコ。
ドアを開けた時に、隣地との間にワンクッションあって
落ち着きます。

帰宅しても、
お客さまがいらしても、
‘あたたかな‘雰囲気でお迎えできる
アプローチです。


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H邸 夕景

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H邸 夕景をじっくり撮ってきました。

広角で撮ったので、
見た目とは違いますが、
全体の感じがわかりやすいと思います。

H邸照明の特徴は、
間接照明が多く、メリハリが効いてること。

その効果はまた、
詳しくご紹介していきますね。


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