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子供と「自然素材・自然と暮らす家」の メリット 

Kokage

「自然素材 メリット 子供」
といったフレーズで、
ブログを検索されてる方が時々いらっしゃいます。

メンテナンスや費用で、
悩まれる方が多いのでしょうね。


子供に自然素材と自然を感じる空間のメリットは?と言われたら、

私は、「感性
だと思います。

?と思われるかもしれませんが、
健康などのメリットの他に、
通常あまり、伝えられていなくて、目に見えにくく、
大事なこととして。


具体的な例をご紹介していきますね。


*左官職人で有名な久住さんから直接聞いたこと
  
  「学校が鉄筋コンクリートでつくられるようになってから
  学校は荒れるようになった。
  土や木で、学校はつくられたほうがいい。」

*唐松とOMソーラーの学校長野の川上中学校の先生の言葉

  「村で育った材を使った木造校舎になってから、
   子供たちの態度が柔らかく丸くなった印象があります。
   机などの扱いが丁寧になりましたし、掃除も念入りに
   するようになりました。」(KIZUKIより)

*ベテランの大工さんが、クライアントさんが開いてくれた
  完成パーティで話していたこと

  木の引き戸の扱いが分からなくて、ぞんざいに扱うお子さんに
  「雑に扱うと、壊れる、ということを学ぶためにも、家はあるんです。」
  (その通りで、すぐ丁寧に扱ってもらえるようになりました)

*モンテッソーリ教育の幼稚園で教えていた友人の言葉

  教室に飾るイースターのお飾りを、高価で繊細な素材でできたものを自腹でそろえる
  友人に驚いて、「壊されるよ」という私に、
  「壊れてもいいのよ。繊細なものは、手荒く扱うと壊れる、と学ぶのだから」

*私立の学校 サレジオ学園(男子校)を見学に行ったとき

  イタリア製のとっても美しく高価な洗面台が使われてるのを見て、
  男子高校生が壊さないか聞かれて

  「本当に美しく、価値のあるものは、子供でも分かります。」
  壊されたことないそうです。
  (某近隣の共学高校は、トイレのドアがすぐ壊されるので、カーテンになってます)


その他、
私が設計した家でも、
お子さんから直接、「朝陽が昇ってから、沈むまで、太陽を感じるようになった」と
伺いましたし、
床にころがって頬ずりするお子さんの様子を聞いたこともあります。
閉鎖的な、新建材だけの家では、
こんな感想は出ないと思います。


「自然素材・自然そのものの、美しさと心地よさ・そしてはかなさ」

「美しく丁寧に人の手でつくられたものへの敬意」

経年変化もなく、香りもなく、つくり手の顔も見えず、
手荒に扱えば壊れて交換される、
そういう‘もの‘だけに囲まれて大きくなるのと、

自然や美しいものにふれ、距離の取り方や扱い方を学び、
人の仕事に感謝をしながら大きくなるのと、

どちらが豊かなおとなになるか、
また、どんな風に育ってほしいか、
掃除しやすいか・メンテナンスしやすいか、だけで決めてしまう前に、
じっくり考えてみるのも、良いと思います。 (o^-^o)

・・・・・・・・・・

住まいを一から、というのが無理であれば、
プラスチック以外のおもちゃを与える・
美しい家具や小物、照明、絵を配置する・
観葉植物を室内に置く・
人の手がかかったものは、ちゃんと説明する、
といった工夫でも、違うと思いますよ。

それは、大人自身の感性と、考え方の問題でもありますが・・。

伊藤裕子設計室 ホームページはこちら

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