« できること | Main | 子供の方が、冷静? »

基礎のひび

ブログの検索ワードに
「基礎のひび」というのがありました。

地震の後、基礎をチェックしたら
ひびが入っていたので、ご心配、ということでしょうか。

私は以前新潟の地震後一ヶ月程度たったときに
一日だけ、現地に入り調査をしました。
(建築家協会に同行)

その時も、基礎にひびが、という
ご相談をいただき、他の設計士と見たのですが、
判断できない例もありました。
それは、表面の仕上げのモルタルだけに起こったひびなのか、
基礎本体のひびなのか、わかりにくいものがあるためです。

これは、地元設計士か工務店に
ご相談いただくようにお願いしました。
(モルタルを落として確認するようになります)

そのときの体験から、
私は、原則として、基礎の表面にはモルタルやパネルの
化粧をしない、必要なときは、薄塗りにする、ようにしています。

さて、では基礎本体のひびだったとして、
それが危険なものかどうかは、
やはり、地元の設計士さんの
ご判断をいただいたほうがいいと思います。

ヘアクラックと呼ばれる、
文字通り髪の毛のような細いひびなら、
その状態によって、そのままでもいいかもしれませんし、
樹脂の注入が必要なときもあります。

もっと大きなひびなら、
大掛かりな補修が必要になる可能性があります。

特に注意が必要なのは、
1981年(昭和56年)6月1日 建築基準法施行令改正(新耐震)
以前に建った建物です。
基礎に配筋がされていないものが多く、
あっても少ないので、現在の法規基準を満たしていません。
もし、その頃に建った建物で、今回大きなひびが発生しているなら、
早急に専門家に見てもらって、
補修等、をご検討ください。

また、今回被害にあわれなかったところでも、
基礎をご覧になって、ご心配な箇所が見つかったら、
地元の専門家にご相談ください。

比較的新しい家でも、
地盤が不同沈下を起こしたりして、大きなひびを
生じさせている例もあります。

伊藤設計では、私一人の判断ではなく、
構造の専門家の意見も聞いて、
(場合によっては、現地にも来てもらって)
補修・建て替え等の判断をするようにしています。

|

« できること | Main | 子供の方が、冷静? »

住まいのコラム」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« できること | Main | 子供の方が、冷静? »