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危険? 要注意? 応急危険度判定のポイント

先日、応急危険度判定士の
実地講習がありました。

解体前の建物を使って、
2人一組で、調査・判定をします。

判定は、

「調査済み(危険なし)」(緑)
「要注意」(黄色)
「危険」(赤)
の三種類。

Oukyuu2


Oukyuu1

この写真を見て、「あれ?」と思われませんか?

そう、同じ建物で、同じ講習を受けた人による判定なのに、
「要注意」(黄色)と「危険」(赤)が半々。

それに、ぱっと見、
立ち寄れないほど危険には見えないのに、
「危険」の判定がされていること。

応急危険度判定というのは、
もう補修しても住めませんよ、と長期的に判断しているのではなくて、
このままでは、余震が来たりすると二次災害で危険ですよ
と、応急的な判断をしているところに特徴があります。

ですから、
調査対象の建物が無傷でも、
となりのビルが倒れかかっていて、危険、と判断されれば、
「危険」のステッカーが貼られます。

そのビルが撤去されれば、
「危険」のステッカーははがされて、
二度目の調査で「調査済み」(緑)に変更に
なる可能性もあるのです。

今回の場合、
落ちかかっている外壁が「C」危険、と見た人は
「危険」(赤)。
注意をすれば大丈夫な程度「B」と判断すれば、
「要注意」(黄)。
と判定が分かれました。

主催者側の判定は「要注意」(黄)。
講習を受けた人の判断は、「危険」(赤)が多かったです。
安全重視で、厳しめに出た、結果と言えるかもしれません。

じゃあ、貼られた方は、どう判断すればいいの?
と思われますよね。(実際貼られるのは1枚)

ステッカーの色だけを見て、
もう駄目だ、とか大丈夫、と思わずに、
必ず書くことになっている、コメントを冷静に見てください

どうして、「危険」と判断されているのか?
何に気をつければいいのか?

たとえば、
「室外機が落下しかかっているので注意」
「家の傾きが大きいので危険」
「隣の家の看板が、倒れてきているので危険」など等、
必ず理由が書かれています。

また、
地震での損傷があまりないが、蟻害や腐敗がある、という場合は、
「危険」の判定は出ません。
補修をするときは、別途、
蟻害などの調査をしましょう。

あわてて、解体・補修をしないよう、
ステッカーの意味を
ちゃんとご理解くださいね。

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