
私が、仕事の上で大事だなと思っているのは、
「街を開こう!」
ということです。
店舗でも住宅でもその他なんでも、
かかわるものすべてのことが
他者との会話や街を開くことに
かかわっていくこと。
生きがいにつながっていくこと。
それがとても大事だと思っています。
写真は、
あるお施主さんの家の窓辺。
以前は、障子を閉めたっきりだったのに、
先日伺ったら、
道路に向けて、人形を並べ、お花を飾っています。
前をお散歩していく、
近くの保育園のお子さんたちのために
今まで旅行で集めたものなどを
ふっと思いついて並べてみたのだそうです。
こういうのって
本当にいいなあ、と
思います。
やられた!って感じ。(笑)
(冬に指名コンペで、玄関ショーウインドウを提案したけど
採用されなかった。)
もちろん閉じたいときは
障子やロールスクリーン・・
色んな手段があるのだから、
解放できる時は解放して、
どんどん、街とつながりを持っていく。
たぶん、今起こっているいろんな事件は、
他者との会話(ちょっと苦手な相手でも)をする機会や
経験が沢山あったら、
少なくなってくると思う。
建築という仕事が、
単にお客様の個人的なご希望をきれいにまとめるだけのものでなく、
自分の作品集を飾るフォトジェニックな物をつくることでもなく、
難解なコンセプトを具現化しただけのものでもなく、
「三軒となりの家の紫陽花を眺めてたら、一枝いただいた。」
「商店街の料理教室参加してみたら、知り合いの友達がいた!」
「照明デザイナーさんのオフィスなんだ。いつもきれいな光がもれてるなあ。」
そんな、ささやかで‘うれしい‘毎日の出会いと発見の
手助けをするものであったなら、
どれだけ意義のあることでしょう。
「街を開こう!」
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